美味しい米ができる条件

毎日秋晴れが続き、収穫の秋の作業は急ピッチで進んでいきます。
朝は、6時から夜11時まで連日、米の集荷にてんてこまいです。
とにかく8月末からこんな状態が続いているので、疲労もピークの状態です。
でも、お客様から声がかかるのはうれしいことで、毎日100キロや200キロの
移動も秋の景色を楽しみながら車を走らせております。
 
今日は会社から40離れた真壁町という筑波山地の北西部の町を訪ねました。

2往復です。

元々、石の町として繁栄したこの町も中国産に市場を占有され、今では、石の加工業をしているのは、10年前の10分の1とか・・・・
あまりにも激しい変化です。
 

山の北側というのは隠れた産地が多いのです。
人は南側に住まいを求める為、北側は自然がそのまま残り水もきれいです。
日夜の寒暖の差も大きく、夜間の山風が米の登熟を高めます。
山すその粘土質の大地は自然のミネラルをより多く含み、水の保水力を高め黄金色の見事な米を作り出します。
 
土地の名はなんと田(た)です。

真壁町田なのです。

皆さんに一度食べていただきたいお米です。
米作りに命をかける刈田さん。
いずれ、皆さんにご紹介いたします。
 
今、専業で米作りをしている生産者は作ることができない人たちの田んぼを借りて耕作しております。
借主は貸主に収穫期に米を小作料として献上します。
実は、美味しい田んぼは小作の量が多いのです。
この土地も反あたり2俵の小作だそうです。
通常の倍以上です。

美味しい田んぼの見分け方のひとつです。
 
ついでにもうひとつ黒土は田んぼに不向きです。

田んぼに足を入れたとき長靴が深く入ってしまうような田んぼより、堅くてグレーっぽい色の田んぼが美味しい米が収穫できます。

美味しい米ができる条件が少しずつおわかりいただけましたでしょうか?